
深紅の輝きで世の女性たちの心を魅了するルビー。ダイヤモンドやサファイアなど並ぶ、ジュエリーの代名詞とも呼べる存在です。ルビーの語源は、ラテン語で「赤」を意味する「ルベルス(rubeus)」からきています。実は、ルビーはサファイアなどと同じ「コランダム」という無色透明の鉱物でできているのですが、わずか1%ほどの「酸化クロム」を含むことで、赤色に変化します。ルビーは産出量が少なく、世界中でも年間で5万カラット(100キログラム)ほどしかとれないため、極めて希少なジュエリーといえます。
今回は、ジュエリーの高価買取を行っているタートル御徒町店が、ルビーの価値を決める要素と高く売るためのコツを紹介します。
◆ルビーの価値を決める3つの要素
ルビーの価値は「色」「内包物」「輝き」で決まります。しかし、ダイヤモンドの価値を決める4Cのように明確な評価基準はありません。そのため鑑定者によって査定額に差が付きやすい宝石といえます。タートル御徒町店では、以下の3つの鑑定基準をもとにルビーの正しい価値を算出しています。
◎①色味
ルビーの価値を測るためにもっとも重要になるのが色味です。ルビーは一般的に赤みが強いほど価値が上がります。ルビーの赤みは含まれている酸化クロムの量で決まり、多いほど赤みが強く、少ないほど薄いピンクに近い色味になります。ただし、赤みが濃すぎて黒ずんだ色の価値は高くありません。
ルビーの色味は産地によっても異なり、ミャンマー産の「ピジョンブラッド」と呼ばれるルビーが非常に高く評価されています。ピジョンブラッドはハトの血の色に似ていることからこう名付けられ、非常に希少で品質も高く、高値で取引されています。タイ産のルビーは「ビーフブラッド」と呼ばれ、やや黒みがかった赤色が落ち着いた輝きを放ちます。スリランカとベトナムで産出されるルビーは「チェリーピンク」と呼ばれ、明るく透明度が強いためピンクに近い色味をしています。ビーフブラッドとチェリーピンクはピジョンブラッドより価値がやや下がりますが、その分様々なシーンで気軽に身に付けられるカジュアルさが魅力です。
◎②内包物(インクルージョン)
ルビーの中に見える曇りやひび割れのようなものが、インクルージョンと呼ばれる内包物です。インクルージョンは宝石の成分とは異なる個体や液体、気体などが入り込んだ物質のことであり、ルビーの赤みに関係する酸化クロムもこの一つです。内包物はどんな石にも必ずあるものであり、天然のルビーの証でもあります。
◎③輝き
ルビーは色味だけでなく輝きも重要です。表面が曇っておらず、透明度が高いほど輝きが増します。内包物の位置によって輝き方が変わるため、価値に影響することもあります。
◆少しでも高く売るためには
これらよって価値が変わるルビーは、鑑定士の経験や技量、買い取り業者ごとの判断基準でも査定額が大きく異なる可能性があります。評価基準を明確にしている業者ならばよいですが、そうでなければただ安く買い取られてしまう結果になりかねません。そうならないためにも、確かな鑑定技術を持つ業者に頼む必要があります。
◎ルビー購入時の鑑別書を持っていく
先述のとおり、ルビーにはダイヤモンドのような明確な鑑定基準がありません。一見しただけでは、ルビーの産地までは分かりませんよね。ルビーの中でも最も価値が高いピジョンブラッドを例にとると、日本国内ではミャンマー産のルビーにだけ鑑別書を付けていますが、海外産のものは色味が濃いものをピジョンブラッドと認めている場合もあるなど、評価方法にバラつきがあります。国内で購入したルビーなら、価値を明確にできる鑑別書を持っていくと、より適正に評価することが可能です。
◎確かな査定で高額買取いたします
お手持ちのルビーを手放す際に本当の価値を知りたいと思ったら、まずは一度タートル御徒町店へお持ちください。確かな技術と知識による鑑定によって、できる限りご納得いただける価格で買い取りいたします。お電話やメールでもお気軽にお問い合わせください。
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