
現代、ビジネスシーンの連絡ツールとしてEメールやチャットサービスが主流になっています。文章だけでなく画像も添付でき、瞬時に送信できるメールやチャットの汎用性は高く、それまで画像や文字の送信手段として主流だったファックスは、次第に使われなくなっていきました。しかし、実は日本の企業や一般家庭ではいまだにファックスの需要が高く、世界的にみても珍しい状況です。今回は、家電買取を行うタートル御徒町店が、日本でファックスが使われ続けている理由と、今後どのようになっていくかを解説します。
◆:メールの普及でファックスの需要は減っている
インターネットの普及によってメールやSNSが気軽に使えるものになり、情報のやりとりにおけるファックスの需要はかなり落ち込んでいます。内閣府が2017年4月に発表した「消費動向調査」によると、ファックス普及率は2008年の59.0%に対し、2017年現在は55.1%と低くなっていますが、まだまだ需要があることに代わりはありません。メールは送信頻度や時間帯、コストを気にせず利用できるメリットがあり、ビジネスシーンで多く使われるようになりました。
また、携帯電話の普及にともなう固定電話の利用率低下も、ファックスが利用されなくなっている原因の1つとされています。
◆:ファックスは複合機に統合される見通し
国内のファックスの需要が減少しているとはいえ、諸外国と比べると非常に多いようです。とくに、日本の企業では「複合機」が主流です。複合機とは、イメージスキャナーやプリンター機能を持つ機械で、多くの企業のオフィスに導入されています。複合機のファックス機能は、相手企業に見積書などの書類を送る際に使用されます。一度紙に印刷する必要があるなど手間がかかるファックスですが、送る方も受け取る方も使い慣れているから、という理由が一番です。習慣から使い続ける文化は、日本人ならではといえるでしょう。
◆:中小企業や個人商店ではまだまだ需要がある
国内におけるビジネス上でのファックス導入数は2014年で約142万台、家庭用でのファックス販売台数は170万台と、日本ではファックスの需要はまだまだあります。大企業や中小企業では複合機でのファックス使用が一般的ですが、個人商店ではファックス機を使用する人が多いようです。
見積書や企画内容など、メールと合わせてファックスも送るなどの利用法は、誤認や見落としを防ぐという日本人の慎重さが表れています。家庭用のファックスは学校関係の諸連絡や、自治体の活動などのやりとりに使われています。スマホやパソコンを立ち上げず、直感的に紙に手書きした情報を送ることができるファックスは、至急の対応が求められる場合にも役立ちます。
家庭用や個人商店ではファックス単体での需要があるため、使っていないファックスをお持ちの方は、意外と高値で売れる可能性があります。タートル御徒町店では、不要になったファクスの買取を行っています。まずはお気軽にお問い合わせください。