引っ越しや新品への買い替えを機に、これまでに使っていた家電を処分しようと考えている方もいるでしょう。しかし、家電を処分しようと思っても、ごみ袋に入れて捨てるように気軽なことはできません。家電の処分には別途料金が必要になるからです。今回は家電を処分する際にリサイクル料金のかかる対象製品と、その料金について紹介します。
◆リサイクル料金の対象となる家電は4つ!
一般の方法では処分できず料金のかかる特殊な処分が必要になる家電は、エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、洗濯機、冷蔵庫の4品目です。これらの家電を粗大ごみとして処分しようとすると家電リサイクル法に違反するため、注意が必要です。
◎家電リサイクル法って何?
家電リサイクル法は2001年に施行され、特定の家電に関して排出者(消費者)、小売業者、製造業者で役割を分担し、リサイクルの推進を義務付けるために誕生した法律です。一般家庭から年間に排出される家電製品は年間で約60万トンもあり、それらをすべて埋め立て処分するには限界があります。そのため、再利用できる資源の有効活用を目指してこの法律が作られました。
不要になった家電引き取りを小売業者や製造業者に求める場合には、処分費を支払います。処分費は業者によって異なりますが、一般的には以下のような料金です。
・エアコン:972円~
・液晶・プラズマテレビ
(小:15型v以下)1836円~
(大:16型v以上)2916円~
※種類・大きさによって異なります
・ブラウン管テレビ
(小:15型以下)1836円~
(大:16型以上)2916円~
※種類・大きさによって異なります
・冷蔵庫
(小:170リットル以下)3672円~
(大:171リットル以上)4644円~
※種類・大きさによって異なります
・洗濯機
2484円~
◆処分する家電の引き取り先
東京都の場合、上記4種類の家電を処分する先は家電リサイクルセンター、家電量販店、廃品回収業者の3つから選ぶことになります。
◎家電量販店
家電リサイクル法により、家電量販店が使わなくなった家電製品の収集と運搬の義務を負っています。小型の家電なら直接店舗に持ち込めますが、持ち運びできない大きさの場合は自宅まで回収しに来てもらえます。その際は家電製品ごとのリサイクル料に加えて収集のための運搬量がかかります。家電製品の大きさによって運搬量が変わる店舗と一律の店舗があるため、なるべく安く引き取ってくれる店舗を探すと良いでしょう。
◎家電リサイクル受付センター
家電リサイクル受付センターとは、東京23区内在住の住民や事業者が、家電を購入した小売店が分からなくなってしまった場合に、代わって回収を行ってくれる所です。自分で指定の回収場所に持ち込むか、自宅まで回収しに来てもらうかを選べます。事前に郵便局で家電リサイクル券を購入し、指定の金額を払う必要があります。引き取り金額は細かく設定されているため、申し込む前に処分したい家電の種類とメーカー名を確認する必要があるのでやや手間といえます。また、回収業者は家の前にある家電を回収するだけなので、エアコンの取り外しや冷蔵庫の搬出などを自分で行う必要があります。
◎廃品回収業者
廃品回収業者も使わなくなった家電を処分してくれます。ただし、中には市町村の認可を受けてない業者もいます。無許可の廃品回収業者を利用することは、家電製品の海外への違法な輸出や不法投棄の温床になりかねないため、あまりおすすめできません。思いもよらないトラブルにつながる可能性があるため、注意が必要です。
◎処分費用を払わなくて良い方法ってある?
特定の家電は家電リサイクル法によって特殊な処分を求められ、どんな方法でも基本的には処分費がかかってしまいます。どうしても手放さなくてはならなくなった場合は、一度タートル御徒町店にご相談ください。液晶テレビやエアコンを高値にて買い取りいたします。大きい家電は買い取れないこともありますが、一度ご相談ください。持ち込みが厳しい場合には、関東近郊であればご自宅までうかがい、その場で査定を行う出張買取も行っています。事前に液晶テレビやエアコンの年式や型番をお調べいただくとスムーズです。まずはお気軽にお問い合わせください。